カフェオスタジオの秘密

レコーディングは、わくわくできるかどうか。
レコーディングって、緊張しますよね。
ステージでの緊張とは、また違った、なんとも言えない密度のある緊張感。
私(カフェオオーナー原)は、小学生の頃から自宅録音を始めて、
レコーディング暦も30年以上になります。
ずっとレコーディングという行為をやってきて、
いちばん大切なことは何だろう?と考えると、
力んで盛り上がり過ぎでもダメですし、
緊張して演奏が小さくなっちゃってもダメ…。
気分がわくわくして、楽しくてリラックスしている状態というのが、もっとも良いテイクが録れる時です。
もちろん、レコーディングの技術面も大切です。
機材や、ミックス、マスタリングなどの技術も重要な要素です。
でも、それらの技術はすべて、気持ちよく演奏できるためだけにあるべきだと思うのです。
いざ、録るぞという時に、変な緊張はせず、
何気ない自然なテンションで「するっ」とRECスタートできる。
そして、奇跡のテイクを、どんな瞬間でも、しっかり最高の音で記録できる。
それが、レコーディングスタジオ技術の目指すべき本質ではないか、と思っています。
くるりの「東京」が生まれた日。
「京都に面白いバンドがいるから原さん録音してあげて」
と紹介されて、彼ら3人がカフェオスタジオにやってきた。
その日は、スタジオに宿泊して、翌日から録音の予定だった。
とはいえ、楽しいミュージシャン談義は終わらず、
朝まで一緒に飲んだり音楽聴いたり。
岸田くんは、カフェオの第一弾CD「アンアーバー/ I HAVE」を聞いて、
「歌詞ってこんなにシンプルで良かったんや!」と盛り上がり、
その場で歌詞を書き始める。
「そうや、あのリフにこの歌詞乗っけよう!」
と、すぐに新しい曲が完成。
「なら、今から録音しちゃう!?」
ということで、明け方4時ごろからレコーディングスタート。
一発録音でオケ録り、ギター、歌、コーラスと重ねた。
私も、途中のブレイクやラストの「ぱ~っぱ~」っていコーラスパートを作曲したりして参加。
わくわくの数時間で、明るくなった頃にはミックスまで仕上がっていた。
「東京の街に出てきました・・」
という、まさにその日のドキュメントのような歌詞で始まる、
あの曲です。
カフェオスタジオの主役は!?
自宅録音スタジオからスタートした、カフェオレーベルスタジオ。
私が、シュガーフィールズとして自宅録音で食っていこうと思った時、
最初にやったことは、自宅(当時ワンルームマンション)を土足にしたことです。
「自宅で録音する」のではなく、「録音スタジオで寝泊りしている」
ということにしようと考えたからです。
自分が気持ちよくわくわくした気持ちでレコーディングできるということを
最優先に考えて作ってきたスタジオです。
エンジニア優先、ディレクター優先で作られた多くの商用スタジオとは、
まったく異なる雰囲気のスタジオだと思います。
ディレクター用のソファーなんかありません(笑)。
ここでの主役は、ミュージシャンのわくわくした気分だけなのです。
■一発レコーディングプラン
いちばん熱い!の高音質

レコーディングは時間もお金も・・・。いえいえ、やり方次第です。
■こんな方のための・・・。
・1日で2~3曲仕上げたい。
・安く、良い音で録音したい。
・細かいことはエンジニアに任せる!
・ミュージシャンは良いパフォーマンスをするだけなんだ!
バンドの熱い一発録音を高音質で記録。ミスった所は後から細かく修正。足りない音は、オーバーダビング。
熟練エンジニアの手で最新の音にミックス&マスタリング。
手軽にハイクオリティーなデモCDが作れます。
・2~3曲レコーディング&ミックスまで含んで:9時間/平日37,600円(税込)
・CD-Rコピー(フルカラー盤面&ジャケット付き):200円(税込)/1枚(50枚~)
Q&A:
Q:なぜ安いの!?
A:ライブやリハーサル感覚で一発録音が高音質で可能です。
カフェオスタジオ長年の経験によって一発録音用に最適化されたフォーマットを使うことにより、
レコーディング、ミックスを効率良く素早く仕上げることが可能になりました。
Q:演奏をミスっても大丈夫?
A:はい。まずは勢いのある「これだ!」という演奏を録音してください。
その後、楽器ごとにミス修正や、ボーカルやコーラス、ギターソロなどは後録りも可能です。
もちろんボーカルのピッチ修正も可能です。
Q:音はいいの?
A:お任せください。妥協はありません。
完全にセパレートされた音像は、一発録音とは思えないクオリティーです。
Q:レコーディングは緊張する?
A:ライブやリハーサルをするいつも通りの感覚でレコーディングできます。
メンバーがアイコンタクトしながら一体感のあるレコーディングが可能です。
Q:クリックは聴くの?
A::全員ヘッドフォンでクリックを聴きながら演奏することにより、
商品やデモとしての完成度が上がり、デジタル編集もしやすくなります。
ヘッドフォン慣れしてないバンドさんも、すぐに慣れて熱い演奏をされています。
(クリック無しRECも可能です。)
Q:ミックスは立会い?
A:はい、ミックスは時間内に立会いで行います。
アーティストのご希望をお聞きしながら熟練エンジニアが最高の出音に仕上げます。
Q:マスター完成後に、演奏に戻ってやり直したいところがあったら??
A:日時をご予約頂けましたら延長料金にて再録音の対応をさせていただきます。
Q:どうして2~3曲なの?
A:バンドさん、エンジニアの集中力の維持が一日2~3曲がベストと考えるからです。
また、バンドのデモCDは、シングル的に2~3曲が最適とも考えます。
Q:アルバムが作りたい!
A:このコースを2回、3回とやって、フルアルバムを作ることも可能です。
Q:一発録音ではなく、じっくり丁寧にレコーディングしてみたい。
A:こちらのコースをお勧めします。
Q:ミックスを自分でもやってみたい。
A:ご希望により、録音された各トラックのWAVファイルデータをお渡しします。(手数料1,000円/1曲)
■一発録音プラン詳細:
内容:レコーディング&ミックス9時間(2~3曲の一発録音&オーバーダブ、ミスの修正、ミックスまで)
時間:11:00~20:00
料金:■平日 37,600円 延長4,600円@1h ■土日祝 46,800円 延長5,000円@1h
お支払い方法:・現金、カード(一括、分割、リボ払い)。
※マスタリングご希望の方は、
20%OFF!にて最高音質の本格カフェオマスタリングが可能です。(カフェオマスタリング2曲: \12,480→\9,984)
オプション(ご希望により):
・CD-Rコピー(フルカラー盤面&ジャケット、5mmプラケース入り:1枚200円(税込、50枚~対応)。
1週間以内にお届けします。
※ジャケット&盤面デザインはイラストレータ8~CSでお作りください。(テンプレートはお渡しします)
ジャケット&盤面デザインも弊社に希望される方は、15,000円プラスになります。
(写真素材やラフイメージデッサン、歌詞テキストなどをご用意ください)
手軽にハイクオリティーなデモCDを制作したい方に最適なプランです!!
↓↓↓ご予約、お問合せは、新規カフェオレーベルページへ!
■本格レコーディングプラン
安心と伝統のクリエイティブタイム

くるり、スネオヘアー、マーガレットズロースなど、
多くの類稀なるアーティストを発掘&プロデュースしているTHE SUGAR FIELDS原と、
ロンドンでエンジニア修行をしてきた町田ががっつり組んで、
アーティストの作品制作を全面的にバックアップ致します。
・レコーディングプロデュース:
予算内で可能な限り高いレベルの作品に持っていくため、
緻密なスケジュール、サウンドプロデュースのご相談をさせて頂きます。
・最先端の技術:
リズム隊のずれを完璧に直すオーディオクオンタイズや、
不自然さの無いパーフェクトなピッチ修正など、
最先端の技術を駆使してレコーディングが可能です。
・最高級の機材:
プロフェッショナルレコーディングの音作りで必要不可欠な
ハイエンドクラスのアナログマイクプリアンプやコンプレッサーを使用してのレコーディング。
・美しいエレキギターサウンド:
超クリーンなカッティング、ヴィンテージ感溢れる渋いソロサウンド、
最先端の分厚く硬質なドライブサウンドまで、
どんなギターサウンドでも格好良く、ビューティフルな音で録音できます。
※多種多様なギターアンプのレンタルも可能です。
ご予約時にお伝え下さい。
・歌いやすい、演奏しやすいモニタリング:
レコーディングでモニタリングは重要です。
自分の音と、録音されたトラックが気持ちよいバランスで聴こえていないと
良質なテイクは録れません。
弊社独自のアナログモニタリングパスでデジタル録音に付きモノのレイテンシーを一切解除。
ボーカル録音時の違和感の無いコンプレッション&リバーヴ。
自分の演奏表現を思うがままにコントロールできます。
・レッスン:
プロフェッショナルレコーディングの基礎知識の習得や、
レコーディングの為のボイスレッスン、
レコーディングでもっとも問われるリズム感のレッスンなども、
アーティストのご希望によりさせて頂いております。
・妥協しない作品:
録音物は、いつまでも残るものです。
貴方の持ってる情熱のすべてを、最高のレベルで記録してください。
↓↓↓ご予約、お問合せは、新規カフェオレーベルページへ!
■D.I.Y.レコーディング
効率よくレコスタを使う。Do It Yourself !!!

■こんな方はどうぞ。
・レコーディングは自分でやる。
・生ドラムの音にとにかくこだわる!
・ボーカル、アコギなどをプロクオリティーでレコーディングしたい。
・リハーサルスタジオを使ってレコーディングしたいが、マイクセッティングなどめんどう。
・良いモニターで、大きな音でミックス作業をしたい。
カフェオスタジオは、生楽器のマイク録音の質の高さでご好評頂いております。
ドラムセット、パーカッション、ボーカル、アコースティックギターなどの録音に
最適化されたセッティングと空間を提供いたします。
ボーカル録音は、リスナーが耳にするもっとも大切な部分の録音です。
この音質の差が、最終的なクオリティー、説得力の大きな差となります。
AMATERAS1011などオリジナルアナログ機器を使用したレコーディングで、
熟練&洗練の、スイート&クリアなアナログサウンドで録音が可能です。
AMATERAS1011(1ch.Mic Preamp & Compressor)詳細:
また、生ドラムのレコーディングは、もっとも難しいものです。
マイクセッティングや機材選びには、さまざまな経験とテクニックが必要です。
カフェオスタジオのDIYレコーディングでは、
カフェオスタジオ長年の経験に裏打ちされたベストなセッティングが
約30分で完了します。
(お持込のDAWシステムへの接続時間含む)。あとは、RECボタンを押すだけ。
最良の機材を使って、集中してやるレコーディングこそ、
レコーディングの醍醐味です。
■利用方法:
レコーディング機材(PC、MTRなど)を持込して頂きます。
(※レコーディング機材のレンタルも有り)
カフェオスタジオのエンジニアが、
マイク、マイクプリアンプ、DI、などの常設機材を使用して
最良のセッティング、機材の接続のお手伝いをいたします。
※お持込いただく、レコーディング機材の機種名、
同時入力数、入力端子の種類などをお伝えください。
ご希望のレコーディング形態によって、
ドラムのマイクの本数など最適な方法をご提案させていただきます。
■良い音の理由。
・カフェオオリジナルマイクプリアンプAMATERAS 1013を使用。
・歌いやすい、演奏しやすいヘッドフォンモニターシステム。
・マイクケーブルに最高級純銀製ケーブル(ZAOLLA)、及びベルデン、カナレ使用。
・カフェオオリジナルDI(NEVE1073で使用されているマリンエア製のトランス)を使用。
・マイクプリはOPアンプをすべてBurr-Brown、リニアテクノロジー社製をセレクトし改造。
・生ドラム、ボーカル、アコースティック楽器レコーディングに最適化したウォーム&デッドなルームアンビエント。
・常時プロのドラムテックによりチューニングされたドラムセット。
■カフェオスタジオ使い放題。
カフェオDIYパックでは以下の備品をご自由にお使い頂けます。
・ドラムセット(SONOR 2005、プロドラムテックによるチューニング&マイクセッティング込み)
・各種マイク(NEUMANN TLE102、AUDIX D-6、I-5、F2、F5、F6、SHURE BETA87A、SM58、SM57、SENNHEISER MD421MK2,
Marshall_Electronics MXL-1006、2006、RODE NT4、etc.)
・マイクプリ、DI。(AMATERAS 1013、AMATERAS1011、STUDIO PROJECTS SP828オリジナル改造NEVE1073トランス使用のハイエンドクオリティー、AMATERAS 0001,0002)
・ギター&ベース(ストラト、テレキャス、マーチン、ミュージックマン有り)各種10万円以上の品。
・各種ギター&ベースアンプ(オリジナルCelestion Vintage30キャビネット、FENDER、ROLAND、ORANGE、VOX、Marshall 1959(オプション)。
・各種アンプシュミレーター(Johnson J-Station、POD、SANSAMP、BassDriver)
・各種パーカッション(タンバリン3種、コンガ、ギーロ、シェーカーetc.)。
・ヘッドフォンアンプ&ヘッドフォン×6。
・モニタースピーカー(カフェオオリジナルモニタースピーカーAMATERAS 9002)
・各種スタンド&シールド。
以上、すべてご自由にお使い頂けます。
↓↓↓ご予約、お問合せは、新規カフェオレーベルページへ!
■マスタリング
(マスタリング、WEBマスタリング&CDプレス)
すべての仕上げは、ここで決まる
■マスタリングって何?
「マスタリングって何?」という方が、 まだけっこうおられるようです。
せっかくがんばって録音&ミックスしたのに、いまいち、市販のCDと比べて、音量が小さい、バランスが悪い・・。 という方。
それは、マスタリングをきっちりやっていないからです。
*
録音&ミックスまでは、 お持ちの機材で、自分にとって気持ちよい音になるように作ってOKです。
でも、それは必ずしも一般のCDと比べて、良い音であるとは限りません。
でも、それでいいのです。
お持ちのモニターで、いちばんかっこいい音を作る。そこまででOKなのです。
どんな一流のレコーディングスタジオでも、ミックスまでしか終わっていないマスターは、
市販CDの音には、ぜんぜんなっていないのです。
レコーディングスタジオでミックスして、これは最高だ!と思って、自宅のプレイヤーで聴いたらなんかしょぼい。
それは、フツーのことです。
だって、マスタリングしてないのですから。
*
それを、市販CDの音圧、バランスに整えるのがマスタリングです。
ミックス段階では、ミックスするモニターで最高にカッコいい音を作る。
そうでないと、何を信じていいかわからなくなってしまいますよね。
良い音なんて感覚的なものですから、とりあえずは目の前のモニターを信じて、最高の音を作る。
他のCDと比べる必要はありません。
とにかく、そのモニター環境で、ちょっと大き目の音で聴いて気持ち良いバランスになっていれば、
ミックスはそこまでで完了!!
あとは、マスタリングエンジニアの出番です。
*
その、ある種ワガママな環境で作られたミッククを、市販CDのフォーマットに一般化する。
それは、けっこうな技術と経験が必要です。
録音やミックスとは、一味も二味も違う意識で行われます。
ワガママに作られたミックスを、一般のどんなスピーカーやヘッドフォンで聴いても心地よいバランスに整える。
もちろん、ワガママなアーティストの作品の持ち味をしっかり維持したまま、それを行う。
時には、それ以上の効果を上げて、素敵なワガママが一般のリスナーにもっとはっきりと届くようにする。
それが、マスタリングエンジニアのやっていることです。
*
マスタリングは初めて!
という方も、WEBマスタリングでしたら、4,500円/1曲で、お気軽にお試し頂くことも可能です。 http://www.cafeo.tv/Recording/mastering-order-web.html
ぜひ、カフェオレーベルマスタリングを この機会にどうぞ。
貴方の素敵なワガママな音楽を、もっと届くものにしてみて下さい。 http://www.cafeo.tv/mastering/index.html
「マスタリングだけ」、「マスタリング&CDプレス」、どちらも可能です。
■カフェオレーベルスタジオご利用の方はマスタリング20%OFF!!
■1曲単位でお得な「WEBマスタリング」もスタート。
料金など、詳しくは、こちらへ。
エンジニア紹介
Tomonobu Hara (THE SUGAR FIELDS)
■本名、原 朋信。
■出身地 : 新潟県長岡市
■生年月日 : 1968年4月2日
くるり、スネオヘアー、マーガレットズロース、チョコレートパフェ、イッパイアッテナなど
多くの新人を発掘&CDデビューのプロデュースする、
自身もミュージシャンのレコーディング&マスタリングエンジニア。
中学2年の頃、その頃発売されたばかりのカセット4トラックレコーダーを購入。
カセット4トラとは思えない高音質で自作曲を録音し、多くのコンテストキラーとなる。
初めて作ったバンドは高校時代の「HUMAN BEINGS」
大阪芸術大学で音楽&映像技術を学び、
1995年、ひとり宅録ユニット「シュガーフィールズ」 として関西にて活動を開始。
自主レーベル「カフェ・オ・レーベル」を設立し、自宅録音カセットシリーズを販売。
ボアダムス、想い出波止場などの山本精一率いる難波ベアーズ(日本のオルタネイティブシーンの聖地)で
「オルタナ以降のシンガーソングライター」としてパラダイスガラージ等と共に
「うたモノ」と呼ばれ、これが現在の「うたモノ」という言葉の始まりとなる。
カセットシリーズが評判になり、 1998年ポニーキャニオンよりメジャーデビュー。
東京に拠点を移しレコーディングスタジオを設立。
カフェ・オ・レーベルを本格始動。
くるり、スネオヘアー、マーガレットズロース、チョコレートパフェ、イッパイアッテナなど
多くの新人を発掘&CDデビューのプロデュース。
2008年、同郷の難波章浩(Hi-STANDARD)と意気投合し、フジテレビ系新潟総合テレビで、
音楽番組を制作し出演。
レーベル運営、マスタリング&レコーディングスタジオ、プロデュース、
オリジナル・モニタースピーカーFR5000、オリジナル・DI、マイクプリなど録音機材の開発、
音楽テレビ番組の制作・・、そしてシュガーフィールズ。
あらゆる音楽制作に関することがらを知り尽くし、
ベストクオリティーでモーストビューティフルな音楽を
クリエイトし続ける鬼才。
■THE SUGAR FILEDS OFFICIAL WEB SITEhttp://www.sugarfields.com/
Satoshi Machida
サウンドエンジニア
大学卒業と同時に渡英
ロンドンのライブハウス93 FEET EAST にてPAアシスタントとして活動。
ペットショップボーイズのマネージャと共に現在ロンドンを拠点に活躍中のTHE SOFA CLUB(現Animal Kingdom)の照明・音響サポートや
Accidental Musicオーナー権アーティストのMorgan Kingのレコーディング等を担当。その他数々のプロジェクトに参加。
3年間の留学生活を終え帰国
某音響会社にて日本の音楽の現場を知る
その後、某音響研究所の研究アシスタントなどを経て
Cafe au Labelにてレコーディングエンジニアとしてのキャリアをスタート
2009年NEXT ENGINEER'S .NETを立ち上げ
■ちょっとコラム:
レコーディングエンジニアのやっていること。
例えば、「アコースティックギターの音をマイク録音する」というだけで、
音作りの選択肢はどれだけあるか?
*
ギターは何を使うか(ギブソンかマーチンかヤマハかタカミネか・・・)。
ピックは固めか、柔らかめか。
演奏者のピッキングニュアンスはどんなか。
マイクは何を使うか(ノイマンか57かステレオマイクかなどなど・・)。
マイクをどの位置に立てるか(立てる方向、距離で音はぜんぜん変わる)。
一本のマイクでOKか、マルチで立てるか。
マイクケーブルは?(ベルデン、カナレ、ザオラ・・)
マイクプリのオペアンプセレクトは?(AMATERAS1013の場合)
コンプレッサーは掛け録りする?その場合の設定は?
ハイパスは入れる?
ヘッドフォンへのモニターの音量(これで演奏のダイナミズムも変わってくる)。
録音後も、
どんなイコライジングやコンプ設定をするか。
それらのプラグインはWAVESを使うか、
ヴィンテージシュミレート系を使うか・・。
他のオケやボーカルとの音量バランスはコンプ具合で合わせるか、
イコライジングで合わせるか、最終出力レベルで合わせるか・・。
リバーヴはルーム系か、ホール系か、
どのメーカーのプラグインを選ぶか・・。
・・・。
これらの選択肢の中から、
最適と思われるものを瞬時に選んで行くことが
レコーディングエンジニアには必要とされます。
*
つまり、どの機材がどんな特徴を持っているか
すべて知っている必要があるわけです。
プレイヤーの弾くアコギの音をパッと聴いて、それを選ぶ。
コンプやEQによる音作りも踏まえつつ、
マイクの選択から立て方による変化、ケーブルの音の違い、
プリアンプの音の違い、プラグインのメーカーの音の癖や特徴なども
すべて知った上で、最終的な音を想像しながら
ひとつひとつを選択する。
同じ、150hz以下をカットというシンプルなイコライジングでも、
WAVESのルネッサンスEQを使うのと、Q10を使うのと、
IKMultimedhiaのT-racksEQとか他いろんなチューブEQの
シュミレートものを使うのとはそれぞれ質感がぜんぜん変わります。
TCのリバーヴと、レキシコンのリバーブでは、
河口湖と摩周湖ぐらいの差が有りますw。
果ては、アナログ機材内部の、抵抗やコンデンサ、オペアンプなど
パーツひとつひとつの音質の違いなどマニアックなことまで
かなり知ってたりしますw。
録音機材の音だけでなく、
プレイヤーの立場に立って、モニター返しの音量なども
ベストな提案をする必要もあります。
*
アコギの録音という比較的シンプルな録音で、
これだけの選択肢があるわけです。
これが、エレキギターとかとなると、
ギターのピックアップは?シールドは?コンパクトエフェクターは?
アンプは?アンプのイコライジングは?
アンプから出すかアンプシュミの方が近づけるのか?などなど、
もはやシールド一本の変化なんて無数の選択肢の中の
数十分の一ぐらいの変化でしかなく、
全体を俯瞰して、最終的にどういう選択が全体のオケの中でベストなのかを
考えていく必要があります。
数万円のギターケーブルを使って得意気な人に、
カナレの2,000円のマイクケーブル使ったりしてねw。
(もちろん良い音のためですよ。実際カナレも良いんです。)
*
その瞬間に、ベストな選択ができるようになるには、
経験と努力で叩き上げていくしかないようです。
経験の浅い人が数日かけて探し出す音を、15分で作る。
これが、プロのエンジニアが持っている技術の価値であると思われます。
そうでなきゃ、お金を頂いている意味がない。
みんな自宅でやればいいし。
*
ですので、カフェオスタジオでは、
プレイヤーの方は自分のできる範囲のことに最大限留意しつつ、
自信を持ってのびのびとプレイして頂けたらOKなのです。
我々は、そのプレイを最大限かっこよく生かせるようがんばります。
我々がその時、どんな選択をし、
何をやっているのか説明していたら、
それだけでけっこうな時間が経っちゃいますので
普段の我々は黙々とそれをしています。
ご希望があれば、レコーディング時間内での
長い話になちゃいますが、
なんぼでも説明させていただきますw。
*
以上は、レコーディングの技術的なことに関わることです。
これ以外に、プレイヤーのテクニックやリズムの取り方、
グルーヴの出し方のコツ、集中力の持って行きかたなどで、
ミックスでの音の立ち方は格段に変わります。
結局、最後の最後はプレイヤー次第です。
これは、エンジニアリングというより、
プロデュースの領域になりますので、
カフェオレーベルからリリースのアーティストや
カフェオでリズムレッスンもされてる方以外には言わないようにしています。
ここでも具体的で現実的なノウハウがたくさんあるのですが、
そこまで提案していくと、かなり精神的に
お互い抱えるものが大きくなるのは確実なので、
完全にこちらプロデュースという枠で依頼されないと不可能なんだな。
そうなんだな。
原朋信(Cafe au Label, THE SUGAR FILEDS)
ご予約、お問い合わせ:

下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
スタジオ見学や、貴方の音楽に最適なレコーディング方法のご相談なども、対応させて頂いております。
カフェオレーベル
〒120-0005 東京都足立区綾瀬3-17-12パークハイツ原(1F:STUDIO、2F:OFFICE)
Tel : 03-5673-2651 (11:00~24:00)
各種料金、サービスなどは、予告なく変更される場合がございます。ご予約を入れられた時点での料金、サービスが適応されます。
ACSSES
電車でお越しの方へ

車でお越しの方へ
駐車場は近くに一日最大1,300円~のパーキング多数有ります。
住所
〒120-0005東京都足立区綾瀬3-17-12パークハイツ原
(1F:STUDIO、2F OFFICE)
営業時間
営業時間 : 11:00〜24:00
電話 & FAX : 03-5673-2651